ポータブル電源は安くない買い物です。「せっかく買ったのに後悔した…」という声も少なくありません。
我が家は5人家族。長男が生後6ヶ月のときから車中泊を始め、現在は年間10泊以上、ハイエースでポータブル電源を活用して車中泊を楽しんでいます。
しかしそんな私も、ポータブル電源の「容量が足りなかった」ことで大きな後悔をした経験があります。
この記事では、ポータブル電源を買って後悔した理由と、後悔しない選び方を私の体験をもとに詳しく解説します。
これからポータブル電源の購入を考えている方、私のように後悔したくない方は、ぜひ最後まで読んでみてください。



【体験談】ポータブル電源で後悔した理由とは?
容量が足りなかった
車中泊で、家族に辛い思いをさせてしまいました。
ポータブル電源の充電が途中で切れてしまったのです。
夏の蒸し暑い夜。ポータブル電源にポータブルクーラーを繋いで車内を冷やしていました。「一晩くらい大丈夫だろう」と思い、就寝しました。
夜中の1時。汗だくで目が覚めました。家族を見ると、みな汗だくで寝ています。
ポータブルクーラーが止まっていました。ポータブル電源を見ると、容量は0。ポータブルクーラーの消費電力が大きく、ポータブル電源が一晩保たなかったのです。
家族に辛い思いをさせてしまったことを反省し、ポータブル電源の容量が足りなかったことを後悔した経験でした。
ポータブル電源で後悔しない選び方は?
私のように後悔しないためにはどうすればいいのでしょうか。
答えは、以下の2つ。
- 「使用目的」を明確にする
- 使用目的に合った「容量(Wh)」を把握する
1.「使用目的」を明確にしよう
まず、使用目的をはっきりとさせましょう。
明確にするポイントは、「いつ?」・「だれと?」・「どのように使う?」です。
いつ?
- キャンプで?
- 車中泊で?
- 防災で?
- 仕事で?
だれと?
- 一人で?
- カップルで?
- 家族で?
どのように使う?
- スマホやタブレット、パソコンの充電?
- 冷蔵庫やエアコンを稼働する?
- 最低限の備え?
- 電動工具を動かす?
使用目的をはっきりさせておくと、次のステップへ進みやすくなります。
2.必要な「容量(Wh)」の目安を把握しよう
次に、必要な容量を考えましょう。
使用目的で想定した機器によって、必要な容量が違ってきます。
必要な容量に合った、ポータブル電源を選びましょう。
ポータブル電源の容量はWh(ワットアワー・1時間の消費電力)で表示されています。
- 使いたい電化製品の消費電力(W)を合計する。
- どのくらいの時間(h)使うかを考える。
- 「消費電力(W)× 使用時間(h)」で計算する。
容量を計算した上で、さらに注意点があります。
ポータブル電源の説明欄に表示されている容量、その70〜80%を目安にしましょう。
なぜなら、ポータブル電源自体(ディスプレイやファン等)を動かすために電力が消費されるためです。
容量不足で後悔しないためにも、容量には余裕をもったポータブル電源を選ぶことをおすすめします。
【容量別】後悔しないポータブル電源まとめ
メーカーごとに、容量別のポータブル電源をまとめました。
ポータブル電源を選ぶ際の参考にしてください。
小型(1,000Wh以下)
RIVER 3 (230) | 230Wh
RIVER 3 Plus (290) | 286Wh
RIVER 2 PRO | 768Wh
BLUETTI AC2A | 204Wh
BLUETTI AC50B | 448Wh
BLUETTI AC70 | 768Wh
ポータブル電源 200 New(JE-240A) | 256Wh
Anker Solix C300 Portable Power Station | 288Wh
Anker Solix C800 Portable Power Station | 768Wh
中型(1,000Wh以上2,000Wh未満)
DELTA 3 | 1,024Wh
DELTA 3 1500 | 1,536Wh
BLUETTI AC180 | 1,152Wh
BLUETTI AC240 | 1,536Wh
ポータブル電源 1000 New(JE-1000D) | 1,070Wh
Anker Solix C1000 Portable Power Station | 1,056Wh
Anker 757 Portable Power Station | 1,229Wh
大型(2,000Wh以上3,000Wh未満)
DELTA 2 Max | 2,048Wh
BLUETTI AC200L | 2,048Wh
ポータブル電源 2000 New(JE-2000D) | 2,042Wh
Anker 767 Portable Power Station | 2,048Wh
【番外編】超大型(3,000Wh以上)
このクラスになると、超大容量。どんな電化製品もカバーしてくれるでしょう。
ただし、本体が大きくなり、車中泊では不向きと言えます。そのため、番外編としました。
DELTA Pro 3 | 4,096Wh
なし
ポータブル電源 3000 New(JE-3000B) | 3,072Wh
Anker Solix F3800 Portable Power Station | 3,840Wh
まとめ|ポータブル電源で後悔しないために大切なこと
ポータブル電源は決して安い買い物ではありません。だからこそ「後悔しない選び方」がとても重要です。
私がポータブル電源を購入して後悔した最大の理由は、「容量が足りなかったこと」でした。特に、家族での車中泊や夏の使用など、消費電力が大きくなりがちなシーンでは、容量選びを誤ると大きなストレスになります。
同じ失敗を繰り返さないためにも、以下の2つを必ず意識しましょう。
- 使用目的を明確にすること
- 使用目的に合った容量(Wh)を把握すること
用途によって必要な容量は大きく変わります。スマホの充電だけなら小型でも十分ですが、冷蔵庫やポータブルクーラーを使うなら中型〜大型のモデルが必要になります。
また、ポータブル電源は容量だけでなく、充電速度・出力ポートの種類・サイズ・重量などもチェックすべき重要なポイントです。とはいえ、まずは「必要な容量」を把握することが後悔しない第一歩です。
この記事が、あなたにぴったりのポータブル電源を見つけるヒントになれば幸いです。
家族との楽しいアウトドアライフや、もしものときの備えに、後悔のない一台を選びましょう!
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